02 Natural style

アフリカで作られたかご、日本ならではの繊細な手仕事から生まれた台所道具、イスラエルの靴など、熊本市東区の「暮ら巣」にそろう生活雑貨は、作られた国は違えども、お互いがあつらえたように調和して並んでいます。
「家にいる時間を豊かにしてくれるもの、長く使えて飽きのこないものなど、手仕事をテーマに、国内外の生活雑貨やウエアをご紹介しています」とオーナーの中河原杏奈さん(39)は話します。
この店のセレクトに学びたいのは、“感性の軸を持つ”ということ。しっかりとした良いものを見極める物差しを持ち、自分が納得できるものを選ぶということです。
「iroiro」のタイ製の刺し子のジャケット。3万2000円。
「ao」のガーゼストール。 各7400円。
「OMA」のアームウォーマー。各9500円。
「miel」のコンフィチュール。750円。
「NAOT」のサボ。 2万円。
キッチン道具ならば、少々値が張っても使い心地の良いものを求めたり、上質の生地で美しいラインに仕立てられたウエアを身に着けたりするなど、愛着を持って長く使えるものを選んでいけば、コストパフォーマンスは高く、感性も磨かれるという二重のメリットがあります。
中河原さんの審美眼で集められた物からは、自然体で丁寧に暮らすという美意識が生まれてくる気がします。

「鈴木環」の茶器。 急須9000円、カップ2300円。
「丹彩舎」の蚊帳ふきん。大450円、 小350円。
「jours.」の天然石アクセサリーもそろっています
中河原さんのご主人が営む「nest hair design」の店内で、仮店舗として営業している「暮ら巣」。来年2月に移転予定
各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。