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昭和の情緒が香り立つ小道具屋とカフェ

木枠の窓に、木板の壁と、昭和初期頃に建てられた古い校舎をそのまま再利用した古道具屋『etu』
 
『etu』の一角でひときわ存在感を放っていたトランク。どんな旅を経て、ここに来たのでしょう


『etu』のオーナー橋本美樹さんは、全国に点在する昔ながらのよろずやの倉庫や旧家の蔵に眠っているお宝を探しまわり、古道具を集めているそうです
 
生活用品が所狭しと置かれている『etu』の店内。昭和の暮らしがよみがえってきそうです


フランス映画のワンシーンに出てくるような『Tian Tien』の店内の一角
 
『Tien Tien』。お野菜のプレート1200円。里芋のコロッケ、スチーム野菜、玄米ごはんと素材のおいしさが伝わるものばかり


『Tien Tien』のオーナー山田真由美さん(40)は、年に数回はフランスへ買い付けにいかれるとか
 
リネンの洋服や手作りのオブジェなどを扱う『robin』の土持加奈子さん(32)
 
『etu』と同じ敷地内にある『robin』の看板犬ロール君


 阿蘇神社の北鳥居を抜けて歩くこと数分。近くに古びた二棟の校舎跡があります。ここは90年ほど前に建てられた洋裁学校跡。敷地は1300坪。庭には湧水の小川が流れ、川辺には自生のクレソンや厳しい冬を耐える野草が命を紡いでいます。この廃舎を利用して、古道具店、カフェ、ブティックなどが軒を並べ、ノスタルジックな空間として、口コミで人気を集めています。
 その一角に『etu(エツ)』があります。昭和の暮らしを思い起こさせるアンティーク雑貨で溢れる店で、茶棚、足踏みのミシン、学校給食のアルミのトレーやミルクポットなど懐かしいものばかり。古いアニメキャラクターのビニール製の上靴入れを発見。「そうそう、こんな感じだった」。幼い頃、買ってもらったばかりの上靴入れを枕元に置いて寝た日のことが胸に甘くよみがえってきます。
 「ここには、懐かしい風景が手つかずのまま残っていたんです。昭和の古道具を中心に集めて3年前にオープンしました。ここの校長先生のお名前を頂いて『エツ』とつけたんです」とオーナーの橋本美樹さん(46)。
 さて別棟にあるカフェ『Tien Tien(ティアンティアン)』は、フランスの年代物のレースやリネン、使い込まれたホーローのポット、手書きのカフェオレボウルなど、パリのエスプリが漂うお店。出される料理は動物性食材を使わない、体に優しい玄米やお野菜のプレート、フランスを感じさせるキッシュなどがそろいます。白い板壁に優しい日差しが差し込み、なんともおだやかな時間が流れる店です。



問い合わせ
■etu
TEL.090-3665-8290
阿蘇市一の宮町宮地3204
営/11時〜18時
休/水・木曜

■Tien Tien
TEL.080-6406-8133
阿蘇市一の宮町宮地3204
営/11時〜18時
休/水・木曜


■robin
TEL.0967(22)7478
阿蘇市一の宮町宮地3204
営/11時〜18時
休/水・木曜
1 朝日を仰ぎ荘厳に立ちすくむ「楼門」の雄姿に心高鳴る <<
>> 3 門前町の水基を巡ればうまかもんと温かな人情に満ち足りて
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅 IN KUMAMOTO
Vol.19(2010.12.25)掲載
古来より守り神として阿蘇神社を崇め、ともに歴史と文化を育んできた一の宮町(阿蘇市)。町を歩けばあちらこちらにこんこんと清らかな水が湧きいでています。古き良き風景を今に残す門前町を、ぶらりと歩いてみました。

文=北園佳代 写真=森賢一(グラフ) 
表紙ロケ地=滝室(たきむろ)坂にて(阿蘇市一の宮町坂梨)



すがすがしき朝 清澄なる時間を遊ぶ 一の宮町
1 朝日を仰ぎ荘厳に 立ちすくむ 「楼門」の雄姿に心高鳴る
2 昭和の情緒が香り立つ 古道具屋とカフェ
3 門前町の水基を巡れば うまかもんと 温かな人情に満ち足りて

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